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アパレル産業といえば、業界側が作った流行りの色やカタチといったものをコレクションやショーで発表し、それが時間差をもってリアルクローズにも降りてくるという時間差商売、情報格差商売でもあったはずが、それの全く逆のアプローチ。

トレンド情報やカスタマーの情報(ソーシャル分析も当然含まれるだろう)いち早くサプライチェーンに組みいれ、実売データや店舗データとともに分析して、必要な分だけロジする。
実現できれば画期的だし、無駄もない。挑戦しがいのあるテーマ。

▼記事より
具体的には、商売を通じて我々が持っている、世界中のお客様の情報を始め、直近の販売実績、各地の天候、最新のトレンドなどのマーケティング情報、商売に関わる全ての情報をグローバルネット空間に集めていきます。
これに物流、工場の情報を加え、可視化一元化し、同じデータを元に全部署が共有できる環境を構築していきます。
さらに、これらのデータをAIやアルゴリズムを用いて解析し、計画を精緻化、精度の高い販売計画を作り上げます。
しかし、精度の高い販売計画を作るには、同時に企画生産物流を含めたトータルでのサプライチェーンのリードタイムを削減しなくてはなりません。
サプライチェーンのリードタイムが長いと実売期よりもかなり前の段階で販売計画を立案し、工場に発注をかける必要があるためです。
今週開催されたファーストリテイリングの記者会見は、ヤフーとLINEのビッグニュースの影響もあり、あまり報道されていません。ただ、その内容は先進的で、今後のアパレル業界を変えうるものだと思います。

アパレル業界では長らく、需要予測の難しさによる過剰在庫や欠品が課題でした。その背景には、生産リードタイムの長さや、倉庫内でのオペレーションのボトルネックがありました。

今回ファーストリテイリングは、そうした課題をテクノロジーの力で解決しようとしています。実際の記者会見では何が語られたのか。その全貌をレポートします。
倉庫自動化はユニクロのサプライチェーン改革の一部に過ぎない。究極目的は売れるものだけを作って、運んで、売る。そうすれば定価で販売する商品の比率が上がり、利益率も高まる。それには生産リードタイムの短縮や実売状況に合わせた柔軟な配送体制が必要。

Inditexは自社で工場を持ち、売れても追加生産しない割り切りで高い定価販売比率と営業利益率を実現しているが、自社で工場を抱えている分投下資本は重い。ユニクロは工場は持たないが、その分サプライチェーンが長く運転資本負担が大きく、値引き販売が多く利益率は相対的に低い。このサプライチェーン改革が実現されたら、運転資本負担を減らし同時に利益率を高めることの繋がる。自社工場を持たずにInditexのいいところを取り入れられるのか、大きな挑戦だ
「欲しいものがいつもある」と「無駄なものを作らない」の両立は、本当に難しい。特に、「賞味期限があるもの」、例えば食品もそうだし衣料品も季節性やトレンド含めた賞味期限がある。
そのためには生産・物流・需要予測の三位一体がキー。生産と物流がしっかりしていると、ニーズとのリードタイムが狭まる。そして需要予測自体の精度はもちろんだが、それが変わったとしても対応しやすくなる。DELLのBTOモデルは、それを上手くやった代表例。ただ財としての衣料品はもっと難しいように思う。
南半球での需要が上がると、グローバルには季節性は吸収しやすくなりそうに思う。衣料品ではないが、季節性の影響が強かったので、それを相殺するために異なる季節性の財を買収して、平準化していった会社もある。
100%無人倉庫の実現に向けて動いているユニクロ。
物流に関してはZARAと比較すると面白い。

参考

ZARA、自前主義の力、物流網スペイン集約、社内に建築家約30人、品質管理徹底、速さ追求。
https://messe.nikkei.co.jp/rt/i/news/135902.html
商品の需要予測はとてもむずかしい。世界中に同じ商品を提供できないからです。サイズの違い、気候の違い、好みの違い、マナーの違いなど。これらをどこまで反映できるか。壮大な実験ですね。

果敢に取り組むユニクロ。立ちはだかるハードルを強い意志で打ち砕いてほしいものです。
流行とトレンドで需要予測が難しいアパレル。生産と物流のリードタイムをどれだけ効率化できるかが鍵。
今回ユニクロは、他のアパレルではなかなか真似出来ない投資規模(1,000億円)でサプライチェーンの自動化と全データの解析による予測向上を図る、どんな結果になるか。
【ECや小売に関わる方は必見の記事】毎週アップされる売場の販売計画の精度、生産のリードタイム、物流コストなどを始め、環境問題という意味でも生鮮食品ECの自社も同じだと思って読みました。

ピッキングの自動化も、食材の形状や硬軟度、温度帯などをどう捉えるか。ファストリの情報製造小売業というのは言い得て妙だなと。顧客にひもづく売場のデータや大きなトレンド、配送や物流、生産工場のデータ、生産者側にひもづく出荷や品質などのデータ。

これらをより一気通貫で距離を近づけ、速度をあげ、結果として顧客とパートナーに還元するには!?を解き続けるのは本当に難易度高く、面白味があると思っています。ここに書いてあることを食領域でやりきれる会社にしていきたい。
この連載について
情報製造小売業を目指すファーストリテイリングが、世界中にロボットを使った「無人倉庫」を広げていくことを発表。その舞台裏にある物語をレポートする。
株式会社ファーストリテイリング(英語: Fast Retailing Co., Ltd.)は、株式会社ユニクロなどの衣料品会社を傘下にもつ持株会社である。東京証券取引所第一部上場。世界のカジュアルの企業の中での売り上げは第3位である。 ウィキペディア
時価総額
6.78 兆円

業績