[東京 15日 ロイター] - 正午のドルは前日NY市場終盤の水準から小幅高の108円半ば。一時108.62円まで上値を伸ばし、前日海外でつけた2週間ぶり安値から切り返した。

この日は実需の売買が集中する5・10日とあって、輸入企業などの買いが先行したもよう。香港株の反発や日経平均の上げ幅拡大も、円が軟化する一因となった。

カドロー米国家経済会議委員長は14日夜、ワシントンで開かれたイベントで、政権の通商担当高官と直前に会合を行ったと明かし、対中交渉は「まだ合意に至っていないが、非常に良い進展があり、協議は極めて建設的だ」と述べた。

前日に大きく売られた豪ドルも、73円後半へ小幅反発した。海外市場では73円前半と1カ月ぶり安値を更新していた。