[ロンドン 14日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のデギンドス副総裁は14日、欧州銀行のストレステストに気候変動リスクを導入することを検討していると述べた。

BNPパリバ主催の銀行業界の会議で、金融政策に対する気候変動の影響は今後数四半期で議論されると指摘。「特に金融安定性の観点から、一段と注意を払っている。気候変動には多くの関係者が関与しており、中銀も役割を果たす必要がある」とし、例として銀行セクターのストレステストに気候変動の潜在的なリスクを含めることを検討していると明らかにした。

気候変動に関するリスクの算出法は完全に定まっておらず、来年の欧州銀行監督局によるストレステストに含まれる可能性は低いが、2022年にも導入される可能性がある。