[モスクワ 13日 ロイター] - ロシア連邦統計局が13日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比1.7%増となった。伸び率は前期の0.9%から加速し、ロイターがまとめたアナリスト予想平均の1.6%を小幅ながら上回った。

ガス輸出の増加が成長を押し上げた。ロシア中央銀行の予想は0.8─1.3%だった。

統計局の幹部によると、貿易が3.8%増加したほか、農業生産が5.1%、鉱業生産が2.9%それぞれ増えた。

西側諸国による2014年の対ロシア経済制裁実施以来、ロシアの成長は鈍化しており、昨年2.3%だった成長率が今年は1%程度に鈍りそうだ。

経済省は統計局のGDP統計発表後、今年1─9月の成長率が1.1%で、第4・四半期は1.7%程度になるとの見通しを明らかにした。