日本がデジタル植民地に データ時代の国際標準化
日本経済新聞
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『国際標準化の団体に関わる関係者は「国際標準化に戦略的に人材や資金を投じる日本企業が少ない」と口をそろえる。海外企業が積極的に国際標準の仕様策定を仕掛けているのに、日本からの参加者は年々減っているという。』だそうな。標準化は技術戦略の前にビジネス戦略なのですがね。日本企業はそこを理解していないので、後手に回る。ビジネスにグランドデザインが無いので標準化戦略がショボイのが悩みどころ。
ーー追記ーー
「貧すれば鈍する」とはよく言ったものだ。ITの世界でコミュニティが重要性を増しているのは明らかなのだ。OSSにしろ、標準化にしろ。それを他社に利するからと言って抑制するのは、明らかに愚策。コミュニティにフリーライドするのは短期的には得でも、長期的には大損。日本企業はそこが分かっていない。今、自分の会社が食えているのは先人の技術の蓄積という社会資本があればこそ。それを充実させることが長い目でみて自分たちの利益に返ってくることになるのだ。かつてはOSSコミュニティの大敵だったマイクロソフトでさえ、今では最大の貢献者の一つとなっているのがその証拠。伝統的な日本企業が陥っている病は深刻。