【3分解説】JDIの再建は、すべて「アップル」にかかっている

2019/11/14
長いトンネルの出口は、まだ見えない。
11月13日、液晶大手のジャパンディスプレイは2020年3月期の中間決算を発表した。売り上げこそ昨年対比11%増の2377億円だったが、営業損失と経常損失はともに悪化。当期純利益は、1086億の最終赤字に終わった。
これで赤字は、6期連続となる。
さらにJDIは、負債総額が資本総額を上回る債務超過の状態に陥っており、外部からの支援がなければ、経営を維持できない状態にある。
しかし、今年春から始まった支援協議も二転三転し、いまだ決着はついていない。9月末には経営トップも変わり、菊岡稔常務執行役員が社長CEOに就任した。
JDIはこれから、どんな道筋をたどるのか。決算発表のポイントを整理しながら、今後の展開を見通していく。

ポイント①アップル頼みの「限界」