(ブルームバーグ): 米コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーは経営破綻した企業への助言に関連して刑事捜査に直面している。米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が事情に詳しい関係者5人を引用し報じた。

米司法省と検察当局は、石炭会社アルファ・ナチュラル・リソーシズと代替エネルギー会社サンエジソンの少なくとも2件の会社破綻でマッキンゼーが果たした役割を巡り聴取を行っている。NYTは米連邦捜査局(FBI)の聴取を受けた関係者1人を引用した。

マッキンゼー北米部門のゲイリー・ピンカス会長は同社が昨年、マンハッタンの米連邦地検の事務所から問い合わせを受けて対応し、その後追加の要求は受け取っていないと説明した。米司法省報道官はNYTの取材に対しコメントを控えた。

同紙によれば、破綻案件の管理を監視する司法省の連邦管財官局も調査を開始している。こうした調査が法的措置につながるかどうかは不明だ。

原題:McKinsey Faces Probe Over Conduct in Bankruptcy Cases, NYT Says(抜粋)

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