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季節調整値でみても、前月から2400憶円程度減ってます。
すでに貿易統計で分かっていた貿易赤字の拡大に加えて、第一次所得収支黒字幅の縮小が黒字減少の主因です。
しかし、そうした中で唯一黒字拡大に寄与しているのがサービス収支です。
特に貢献しているのが旅行収支の黒字幅拡大で、背景には韓国人観光客の減少を補って余りあるラグビーワールドカップ強豪国のインバウンド消費が押し上げていることが推察されます。
経常収支は、極めて乱暴に捉えれば、日本で人々が生み出す物凄く広い意味でのモノやサービスを、どれだけ国内で消費または節約し、不足分、あるいは余った分をどれだけ外国から仕入れ、あるいは外国へ売ったかの指標です。我が国の場合、政府は税収という自分の取り分以上に消費して赤字を続けているけれど、民間が政府の赤字以上に節約して国全体としモノやサービスを余らせて、それを外国に売って黒字を保っているのです。この構図がある限り、政府の赤字と借金が更に膨らんでも、政府は国民が余らす分を増税で取り上げる余地があるので、円が暴落したりハイパーインフレ手が起きたりしないという多少怪しい安心感を持つことができるんです。だから、経常収支の黒字は我が国を安定させる大事な要素。
9月の経常収支の黒字幅はここ数年で見ると多少低めではあるけれど、2015年頃よりまだ大きく、年初からの累計でも単月でもここ数年の黒字幅の範囲です。我が国の黒字の主役である所得収支は年初来累計でも9月単月でもここ数年とほぼ同じくらい。貿易黒字はここ数年のレンジでは下限に近いですが、サービス収支は好調です。2016年の後半以降順調に増えて我が国の成長を支えた輸出が減ってきているのは多少気になりますが、全体として穏当な数字であるように感じます (^^)