強まる日本株高 不動産価格革命が後押し(武者陵司)
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注目のコメント
不動産の利用価値ベースの評価傾向には賛成です。というかそれが自然。
都心マンションの賃貸の値上がりは身を持って感じます。旧来賃料は粘着性が高いので、売買価格ほど上下しないといわれていますが、昨今の売買価格に乗じて、賃貸の割安感が出てきたこともあり、大手デベロッパー運営賃貸物件でじわじわと値上げが進んでいます。そしてそれでも埋まるのが都心賃貸の状況。"日本の不動産評価では建物は一般的に築年数を経るにつれて減価するのに対し、土地が価値を保つとされてきた。こうした土地本位、不動産価値神話が一戸建て志向につながり、郊外の遠隔地から都市中心部への長距離通勤・通勤地獄となった側面は強い。
しかし現在はライフスタイルの変化で所有よりも利用・シェアを重視する人が増えており、これが不動産の利用価値による再評価を促している。共働き子育て世代にとっては郊外の一戸建てよりも職住近接の物件の方が利便性は高いだろう。好立地の住宅不足がマンションの需要と家賃を引き上げている。"不動産価格が上昇することで家賃が上がる場合、個人の資産防衛としては不動産投資又は持ち家の購入が考えられる。
残念ながらいずれもある程度の所得又はストックがないと購入は出来ない。家賃が上がりすぎた場合、遠方の安い場所に住む人が増えることで一般的には家賃の上昇が調整されるが、都市圏(特に東京23区)はこれから数年間は人口の流入が見込まれている。
富める者はより富むサイクルが生まれる。個人的には失敗物件の処分を図る良いチャンス。