この連載について
全国の地方銀行・第二地銀がかつてない窮地に追い込まれている。地域経済の衰退、マイナス金利導入によって、預金を貸出に回すビジネスモデルが崩壊し、本業赤字の地銀が続出。業界再編は待ったなしだ。異業種参入も相次ぐ「地銀新時代」の内幕に迫る。
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インターネットショッピングモール「楽天市場」を中心に、旅行予約サイト、ポータルサイト、電子書籍や各種デジタルコンテンツサイトなどを運営。FinTech事業では、楽天カードを中心に銀行、証券、電子マネーなどの金融関連サービスを手がける。楽天エコシステム(経済圏)のオープン化を推進。
業種
総合Eコマース
時価総額
1.65 兆円
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Amazon is a leading online retailer and one of the highest-grossing e-commerce aggregators, with $386 billion in net sales and approximately $578 billion in estimated physical/digital online gross merchandise volume in 2021.
時価総額
257 兆円
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証券業や銀行業など金融サービス事業を中心に、アセットマネジメント事業やバイオ関連など非金融事業も展開する持株会社。証券口座数で国内首位。
時価総額
1.06 兆円
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2021年に旧ZホールディングスとLINEの統合によって誕生した持株会社。傘下にヤフー、LINE、ZOZOなど。直近は戦略事業と位置付けたFintech事業を強化。
時価総額
3.05 兆円
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「メガバンクのように海外市場に活路を見いだせず、有価証券の運用ノウハウも蓄積されていない」とのことですが、本源的な外貨資金を持たず規制で長らく縛られ続けたメガバンクにどれだけのノウハウと安定的な収益源が蓄積されているものか。外貨の調達環境が良い間は問題ないけれど、結構危ない橋を渡っているんじゃないのかな (・・?
記事に直接関係ないけれど、銀行冬の時代をあらためて感じながら読みました。公務員を目指す学生さんが多いと聞くけれど、規制された各種業界に関する限り、規制する側に回る方が確かに楽で幸せそう (^^;
地銀を筆頭に邦銀の「構造不況業種化」は
ますます顕著になる。
店舗をもち、多数の職員を抱えるタテ割り業態として
の「銀行」の終わりは近い。
これは、フィンテックの勃興やテック企業の金融進出
と言う「競争環境」すなわち外的環境の変化によって起こる現象ではない。
銀行という産業の①稼ぐ力の趨勢的低下と②比較的高い人件費や家賃といった固定費を下げられない体質、を背景とする内的構造要因による自滅だと理解すべき。
地銀は表面的には割安だが、その地銀を買うテック企業は、それをどう使いこなすかを考える必要がある。
「様々なしがらみ」という一種のcontingent liability を抱えた銀行を「生きたまま」買うという行為には大きなリスクが内包されていることを忘れてはいけない。
むしろ、新しく構築されつつある機能横断的金融規制の枠組みの下で、一から「好みの事業の組み合わせ」としての金融業態を作ってしまった方が速くてリスクが小さくなるかも知れない、と考えている。
構造不況業種としての銀行を、高値で買いに来る、お気楽なテック企業が次々出てきて、地銀株が上に撥ねると期待する向きがいたら、それこそお気楽すぎると申し上げたい。
マクロ経済全体を見れば地域経済の底割れを回避する観点から、地銀の統合はこれから本格化するだろう。しかしそれはフィンテックとは別の文脈で起こること。そこを、ごっちゃにして雑な議論をしてはいけない。
テクノロジーの活用、そして固定観念に凝り固まった銀行に新しい風と規律を吹き込むことによる、バリューアップは可能ですし、経済合理性があります。
今週の特集は「地銀新時代」。異業種、特にテック企業からすると「バーゲンセール中」ともいえる地銀業界。既存の業界再編とはまた違う、新たな時代の潮流を捉えます。
SBIホールディングスと福島銀行 資本業務提携へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191111/k10012172211000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_003
各県の県庁所在地ならともかく、それ以外のところで対面チャネルを持ちすぎても、十分に回収できない。あとは、商材を変えて売るのはそんなに簡単ではない。
ちなみに、銀行の資産も負債も大部分は投融資およびその源泉となる預金。いわゆる製造業やサービス業とは全然異なり、数百億円で数兆円の資産が買えるといってもあまり意味がない。それよりはSBIが順番にロールアップしていくほうが現実的な印象。その際にメガが関係性が深い地銀に対してどう動いたり、コンコルディアや静銀のような大手地銀がどう動くか。
とはいえPBR0.1~0.3倍とかはマクロ環境の悪さは分かりつつもなんだかなぁと思うが。ちなみに他の産業と比べてみると、自動車もトヨタはPBR1.1倍だが、ホンダ0.65倍、日産0.52倍。総合商社も伊藤忠の1.2倍を除くと、大体0.7~0.8倍。ここらへんは「みんなが知っていて人気の業界だがPBR1倍割れな業界」。
注意すべきは弱者連合にならないように相手を選ぶことです。
地域のポテンシャルも併せて考えると、魅力的な地銀はあまりないはずです。
また地銀には地域振興という大きな縛りがあります。だからこそ地銀足り得るわけですが、むしろゆうちょ銀行との連携などで、地域のカバレッジを確保しつつ、資金運用などで連携していくのが正しい気がします。
SBIは地銀にしきりと秋波を送っていますが、これは現業における限界点を見出したからであり、株価対策が主となるもので、ここから大きな果実が得られるとは思えません。
費用対効果で安いとの判断もあると思います。
SBIのようにネット銀が地銀に出資し資本提携効果を求めるのもあり、広域地銀化しスケールアップするのもよし、あるいはバックヤードを共通化してコスト削減を進めるのも良いとお思いますが、いずれマイナス金利の深堀と景気悪化による貸し倒れ増加が来て不思議はないので、合理化のスピードが遅いのが不思議でなりません。
ちなみに、総資産3兆円の地銀をタダ同然で買えるといのは言い間違いか、聞き間違いか、私がすんなり腑に落ちないだけなのか。。。