[サンフランシスコ 8日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は8日、気候変動は「深刻」なリスクであり、金融安定の評価や政策決定に影響する可能性があるという見方を示した。

理事は、サンフランシスコ連銀が主催する初の気候変動と経済に関する会合で、自身や同僚らは地球温暖化のリスクやコストを徐々に真剣に受け止めつつあると指摘。「FRBは議会の規定により、金融政策や金融安定、金融規制監督、地域消費者の金融問題を管轄しているが、気候リスクはそのいずれにも影響を及ぼす可能性がある」と述べた。

サンフランシスコ連銀のデーリー総裁は「気候変動は看過できない問題。気候変動リスクは将来的な仮定の話ではなく、実際問題としてわれわれが今直面しており、対応が求められる」とした。