【麹町中学校】日本社会の構造を「教育の力」で変えていく

2019/11/10

日本の入試が本当に変えるべきこと

──このところ、英語入試改革の問題が世間を騒がせています。これも、「高校生にとっては何が大事なのか」という点が議論されないまま進んだ改革のように思えます。
工藤 日本の入試で真に改善すべきは、「ペーパーテストで1点でも多く取れば大学に入れる」という、アジア系の入試スタイルです。
なぜなら、そこには「子どもたちの自律性や主体性を育てる」という視点が欠けているからです。
自律性があるかどうかは目には見えないこと。それが最上位になっていないから、見えるもので評価しようということになってしまう。