英中銀、金利据え置き 委員2人が利下げ主張
コメント
注目のコメント
今までは、円滑なBrexitを前提に緩やかで限定的な利上げをメインシナリオにしていたのに、今回はno deal Brexitの可能性が大きく低下する中で、むしろ利下げの可能性も示したことが興味深く思えます。
記事が指摘するように海外経済の回復が後ずれするリスクを考慮したものとされていますが、Carney総裁の記者会見を見た限り、その蓋然性は低いと認識されている印象も受けました。
そうなると、利下げの可能性への言及も、このところ堅調さを増しているポンド相場を牽制する狙いもあった可能性があります。
BOEにとっては、不安心理によるポンドの下落もインフレ圧力との関係で望ましくない一方、楽観論の台頭によるポンドの急速な上昇も、企業のマインドとの関係で避けたいところだと思います。