楽天も投資で損失、8年ぶり最終赤字に転落 1~9月期
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注目のコメント
追記
リフトの減損についてはIAS28.40-42でいうところの、減損しているという明確な証拠がある場合に該当するので減損したのでしょう。通常は持分法を適用していれば時価評価されないですが、減損を認識する場合には回収可能価額(recoverable amount)で測定し直すことが要求され、回収可能価額は使用価値と公正価値のいずれか高い方が選択されることになりますが、市場価値を回収可能価額として測定し直して損失計上したのだと思います。
ちなみに、ソフトバンクにおけるUber、WeWorkはFVTPLが採用されている株式なので時価評価されて評価損益がPL経由します。一方、アリババは楽天のリフトと同じく持分法適用しており、原則的に持分法を適用している場合は当該被投資会社の損益×持分比率が持分法による投資損益になりますので、時価評価はされていない状況です。
同じ持分法適用会社であったり、同じく時価評価していても、微妙に内容が違っているので面白いです。
また、WeWorkは非上場株式ですが、IFRSの要請で無理やり公正価値評価されています。一方、USGAAPと日本基準の場合には、公正価値を算定することが要求されないので、取得原価で評価され続けることになります(USGAAPの場合にはmeasurement alternativeになるため、厳密には違いますが)。基準間でも取り扱いが違うので、これも面白いです。
(元コメント)
IR自体はまだ見てないんだけど、令和元年1月っていつやねん。
(本文より)
楽天が7日発表した令和元年1~9月期連結決算(国際会計基準)は最終損益が141億円の赤字(前年同期は1079億円の黒字)だった。