元カノの自宅を爆撃etc.「ドローン犯罪」が急増する事情

2019/11/8
自家製爆弾が降ってきた?
ペンシルベニア州ワシントン・タウンシップは、これといった特徴のない、のどかな田舎町だ。
ところが今年の春から夏にかけて、爆発音が鳴り響く事件が相次いだ。ある家の前で自家製爆弾が爆発したこともあれば、空からクギが降ってきたこともある。銃弾が撃ち込まれたかのように、窓にひび割れができた家もある。
警察は途方に暮れた。犯人の手がかりはゼロ。不審な足跡も、クルマのタイヤ跡も、DNAもない。いったいどういうことなのか──。
謎を解いたのは、ある家のセキュリティカメラだった。そのカメラが、犯人の姿をわずかに捉えていたのだ。
その犯人とは、ドローンだった。
いまやネットや量販店などで簡単に入手でき、規制が緩く、遠隔操作が可能なドローンは、法執行当局にこれまでにない難しい問題を突きつけている。
2015年には、全米オープンの会場にドローンが落下する事件が発生。操縦していた男は翌日逮捕された(Matthew Stockman/Getty Images Sport)
現行犯でも捕獲できず