見たらイメージ変わるはず、「病院っぽくない」病院
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医療機関は罹患して弱っている方が来るところなので、本来ホテル以上にホスピタリティが必要なはず。と真剣に考え、ここに投資出来る医療機関は素晴らしいですね。
記事に出てくる倉敷中央病院、恵寿総合病院は何度もお伺いしていて経営層の方との面会の機会もありますが、実際に素晴らしい医療機関ですね。ファシリティ面だけではなく、外来受付付近にいるスタッフの方々が本当に親切です。
「病院っぽくない」病院で、私が印象に残っているのは、鹿児島の米盛病院。理事長先生にも大変お世話になりましたが、海の近くにあり、ヤシの木に囲まれた外来入口を入ると、内装もスタッフの質もホテル並みかそれ以上。コンシェルジュがおられて、親切にサポートしてくれます。清潔感もあって明るく、カフェも広い。快適に過ごせる医療施設です。
https://www.yonemorihp.jp/recruit/job-type/concierge/con/米国やヨーロッパ諸国の医療機関を訪れると、有名な建築家が入り、木のあたたかみを感じさせる施設があったり、ホテルのような装いの施設があったりと、驚かされることが多くあります。例えば就職活動で訪れたフロリダ州にあるとある大学病院のがんセンターは、リゾートホテルかと思わされるような装いでした。日本の大学病院でそのようなところを見たことはありません。
記事で紹介されるような病院は、いずれも私立の病院や個人病院が中心で、公立病院、国立病院は含まれません。日本の医療の中核を担う国公立病院に変化をもたらすには、国や地方自治体からの影響力が大きすぎるのです。
病院の壁は白でなければいけない。医師は白衣を着ていなければいけない。ここには、白なら汚れたらすぐに分かるからだとする理由、伝統的に受け継がれる習慣があります。本当に必要なのでしょうか?
超高齢化社会を迎える日本では、医療機関が生活とより密接なつながりを持つ場所になりつつあります。デザインの力も借りて、患者さんにとって居心地の良い場所に、私たち医療の側からも歩み寄っていく必要があると思います。