40年前まで物々交換のカンボジア、キャッシュレスに踏み出した事情
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通貨を廃止して原始共産主義に戻ろうとしたポルポト時代から40年。自国通貨はあるにはあるのですが、市民生活の主体は米ドルだそうです。そんなカンボジアで、中央銀行がデジタル通貨「バコン」の発行を始めました。中銀幹部いわく、自国の通貨システムがしっかりしていないからデジタル通貨にも挑戦できる、と。
カンボジアが一気にキャッシュレスに進まないのは、中国と違い自国の通貨に対する信用度があまりにも低いからですね。ドルベースでキャッシュレス化を推進することが出来ませんので。
となると、リブラが良いのでは?という事になるのだと思いますが。
カンボジアのポルポト政権時の物々交換を強調していますが、中国は1990年くらいまで、主食のお米を買うのは、糧票と言われる配給でした。これは、30年前くらいのことです。
その頃中国に旅行をしたことある人は、レストランでの支払いに形式的にバウチャーみたいなものを介していたのを記憶しているはずです。
その後一気にQRコード決済でキャッシュレスが進んだのは、やはり中国のITテクノロジーの凄さであり、カンボジアはそこがないので、海外からの技術が必要になるでしょう。そこを中国が取ってしまえば、デジタル法定通貨元が支配する最初の国なってしまうかもしれません。カンボジアへの中国資本の投入はかなり大きいですから。対抗馬は韓国ですね。
残念ながらここに日本企業が入り込む余地はないでしょう。