中国5G戦略に影 ASML、半導体装置の納入…(写真=ロイター)
日本経済新聞
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コメント
注目のコメント
事業上の重要度より、政治的な重要度のほうが高いニュースだと思う。
事業上の重要度という点では、SMICはプロセス開発で後れを取っている。ArF液浸領域でも14nmにいくか行かないか位だと思う。10nmにいくのも大変でIntelが戸惑ってようやくシフトできたところで、GFやUMCは断念(下記)。
そのなかで資金もノウハウも顧客も必要な新しいノードに移行するのは事業上は実質的にほぼ現実的では内容に思う。
https://newspicks.com/news/4347689
ただ、政治上の意味はある。米国を刺激しなかったプラスと、中国を刺激したマイナス、どちらが長期で大きく出てくるか。いろいろ憶測呼んであるようですが、これは輸出管理上の問題。
ワセナーアレンジメントでEUV露光装置は規制対象になっている。
問題は相手先の中国のSMIC。
人民解放軍との関係など慎重審査が必要なのでしょう。
軍民融合が叫ばれている中、慎重になるのは当然でしょう。
日本の半導体製造装置関連も他人事ではありません。最先端のEUV露光装置を唯一製造するオランダのASMLが、米国の対中政策を意識して中国に出荷することを控えているとの報道です。
米国がASMLを制止する有効策はあまりなさそうですが、強いて言えば、ASMLが中国に出荷した場合、他の出荷先であるサムスンやTSMCの製品を米国企業は買わない、という手がありますかね、非現実的ですが。