ソフトバンク155億円営業赤字 米ウィーで大幅評価損
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WeWorkの評価額はまだ高めであり、ソフトバンクグループにはこのタイミングでもっと思い切った損出しをして欲しかった。ここからは同社についてはソフトバンクグループ管理下での潜在化された動きとなるだけに残念な対応。「2019年9月末のWeWork株式全体の公正価値は78億米ドルま で下落し、当社は、2020年3月期の個別決算において、2019年9月末のWeWorkの公正価値を反映し たSB WWの純資産と当社の簿価(取得価額)との差額である4,977億円を、SB WWに係る関係会社 株式評価損として特別損失に計上する見込みとなりました。」
WeWorkのことがあったので、今回初めて短信を通読しました。改めて感じたのは、これは企業ではなく正にファンドだなということです。
主たる投資先毎にセグメントされているので、短信を時系列で地道に読み積めば、SBGという企業についてある程度結果を理解することは可能です。
けれども、SBGの将来については、やはり孫さんによる決算発表を聞かないと短信からは現在に至る過去しか読み取れませんでした。
財務諸表を見て、一つだけに絞って注目するとしたら、資本合計額が8,623,626百万円に対して、資産の中に、無形資産が6,628,147百万円、のれんが4,083,280百万円あり、資産のこの換金性が読み難い2つの資産の合計額が、資本合計額を上回っていることです。
また、投資事業がメインなので、しょうがないことではありますが、アリババ株を処分することで利益を期間平準化しています。
中々お目にかかれない財務資料です…ソフトバンクグループは、
傘下に事業会社を持つ
投資ファンド。
この認識を、まず持つ必要がある。
投資にリスクは付きもの。
騒ぎ立てることではない。
ファンドとしての成績は、
わかりやすく言えば3勝1敗くらい。
平均IRRは20%を上回る。
「手堅いが凡庸な」どこにでもある
ファンドの倍はある。
悪くないトラックレコードだ。
会見の締めくくりは、
「戦略に変更なし、
ビジョンに変更なし、
今起きていることは
平穏なさざなみであって
大波ではない。」
全体を総括すれば、たしかに、それが妥当な
受け止めだと思う。