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現在、アルツハイマー型認知症のような神経の病気で、血液検査を診断の補助にできるというものはほとんどありません。このため、このような研究の意義は非常に高いものと思います。

しかし、メディアの発信により、一般の方に「血液検査で診断ができる」と考えさせるのは、私は非常に危険だと思います。

診断の精度が9割を超える検査でも、例えば、検査をする前の方の2割にアルツハイマーの素因があるという場合、検査が陽性となり診断が確からしい確率は8割にしかなりません。検査の精度=診断確率ではないのです。

診断はあくまで全ての臨床情報の集約で行われるため、血液検査単独で正確な診断ができるというような安易な解釈は、誤診や過剰な検査、不要な治療につながり危険です。

また、早期発見をしても、現段階では早期の治療介入によって患者さんの予後を左右できず、早期発見が患者さんへの不適切なレッテル貼りに繋がらないかといった懸念もあります。

しかし、この研究が明らかにしたことは、診断的意義に限らず、さらなる病態解明や治療の選択肢を増やすことにつながる可能性もあり、報告の意義は大変高いものです。
簡便な検査の実用化は、早期発見→治療が可能、となってはじめて有意義なものとなります。
検査の開発と並行して、有効な治療法も進歩しますように。
早期診断にも使える可能性があるとのことですが、まだ少数例での検討なのでこれから、ですね。


早期診断ができれば治療薬も効果があるかもしれません。

現行の治療薬は進行を抑制するということなのだ早期に使うべきという議論があることと、有意差はあるものの効果が小さいので実感できる効果がないのであれば保険適応とするような薬ではないだろうという判断の国もあったりすることは以前からコメントしている通りです)


また、例えばこれの値だけで認知症診断ができるようになれば(実際には難しいだろうけど)、運転免許の亢進に血液検査を必須にすれば認知症患者は亢進できないので、専門機関の受診や免許試験場などでのスクリーニングも随分明確な判断ができるようになります。(検査の誤差で免許更新ができないということもありますが、数字で示された方が納得はできます。)

※実際、多くの疾患で診断自体がクリアカットではないので、グレーだったりした際にそういった日常生活に大きく関わる判断をするのは専門医でも苦慮することが多いので。


追記
たしかに伝え方の問題はありますね。