[メキシコ市 4日 ロイター] - アルゼンチンのフェルナンデス次期大統領は4日、同国の債務は次期政権が解決しなければならない課題だと述べた。

フェルナンデス氏は、当選後初の外遊先となったメキシコで記者会見し、現政権から引き継ぐ債務を批判。「債務がつくられた速度や内容は巨額ゆえに印象的なものだ。きわめて短期に完済されなければならない。これが、われわれが試みるべき課題だ」と述べた。

アルゼンチンの政府債務は約1000億ドルに達している。

また、言葉を選びつつ、緊急時に融資を受けられる総額570億ドルのスタンドバイ融資枠利用をアルゼンチンに認めた国際通貨基金(IMF)にも、同国の経済混乱について責任の一端があると指摘。「何度も言っているように、いまアルゼンチンで起きていることに対しては、IMFにも責任がある」と語った。