[香港 5日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング<BA.N>の新型旅客機「737MAX」の運航停止への対応を迫られている航空各社は、同機の引き渡しが再開された際には、供給過剰という今とは全く違う問題に直面する可能性がある。

737MAXは2度の墜落事故を受けて3月に運航が停止されたが、ボーイングはその後も同機の生産を継続。引き渡しが再開されれば、ボーイングは在庫を一掃するため、月間の引き渡しを最大で70機と、40%拡大するとみられている。

英国を拠点とするアセンド・バイ・シリウムでコンサルティングのグローバル責任者を務めるロブ・モリス氏は、引き渡しの急激な回復と経済情勢を巡る懸念、事故前から高まっていた市場への圧力を背景に、供給される航空機の消化が困難になる可能性があるとの見方を示した。

同氏は4日夜、香港での会見で「来年は正念場だ。ダムが決壊し、MAXが流入し始めれば、多くの航空機が出回ることになる」と強調。「来年は1000機の余剰が発生するかもしれない」と語った。