【倒産】グッチを日本に持ち込んだ「サンモトヤマ」の興亡

2019/11/7
「グッチ」や「エルメス」などの高級海外ブランドのアパレル品などを日本で初めて販売したサンモトヤマ(東京都中央区銀座)が10月1日、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。
60年以上の業歴を誇り、日本に海外ブランドを持ち込んだ立役者とも言える高級セレクトショップで、かつては芸能人を含む富裕層が数多く訪れていたという。
だがバブル期以降は売り上げが減少。2018年期(約29億1200万円)はピーク時の約3割まで落ち込んでいた。
さらに経営再建に向けたスポンサーも集まらず、泣く泣く自己破産の道を選んだ。
高級海外ブランド販売のガリバーは、なぜここまで転落の一途をたどってしまったのか。

先駆けは「グッチだけじゃない」