全米400万人の子どもが「ホームレス」に 支援策求める声も
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アインシュタインは自らタイプを打つべきか、という比喩はグローバル化が世界を豊かにすることを説明するのによく用いられる話です。答えは、たとえアインシュタインが世界一のタイピストであったとしても、タイプは自分より下手なタイピストに任せ、自分は物理学の研究に邁進すべきというものです。その方が、タイピストとアインシュタインを合わせた全体の効率が上がるから。
国と国との関係も同じで、労働力を多く使う製造業などは安く使える単純労働者が多い新興国に任せ、先進国は知的産業に特化する。そうなると、米国に残るのはＧＡＦＡやファンドのような産業と、米国を出て行くことが難しい低賃金のサービス業。高い賃金の産業の雇用の吸収力は弱いから、いきおい格差が広がって、低所得者が増えて来る。トランプ大統領が製造業の米国回帰を叫ぶのも、ホームレスが増加するといった話を聞くと強ち時代錯誤とはいないような気がしてしまう。とはいえ、米国の失業率は史上最低のレベルです。なぜホームレスが増えるのか。人と仕事の地域間の移動まで含めて考えないと、解決は難しいのかもしれないな・・・ 悲しいことではありますね (・。・)本当にひどい話です。でも、私が理事をつとめている劇団にも実際にホームレスの子供が所属しています。金銭的に余裕のない家庭の子供を受け入れる奨学生制度なのですが、毎回募集すると数人はホームレスが。
というわけで、シアトルもホームレスが増えています。シアトル市のあるキング郡が、ホームレス撲滅10年計画を発表したのは2005年のこと。10年以内でホームレスを限りなくゼロにするはずだった同計画は失敗に終わっています。
シアトルの救済施設に入り切らなくなった人たちの多くが近郊の都市に流れる傾向もあり、南に位置するタコマ市では子どものホームレスが急増中。公立学校にはホームレスの子ども専用の救済部屋まで用意されている異常状態です。
タコマ地域で昨年末の時点で確認されているホームレスの学生の数は4600人。ホームレスの子どもは1年で20%も増えたそうです。しかも、そのうちの半分は小学生(涙)こう言った動きが大統領選で民主党候補の支持に繋がると良いのですが。日本もアメリカも所得格差の問題に真剣に取り組まないと大変なことになる。今は雇用率が高いが来年後半から経済が不調になると、問題はさらに悪化する。経済の成長と所得の再分配のバランスを考え国際協調で共存しながら人間の福祉を考え新しい政策を打ち出す時がきた。
