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RCEPの年内妥結断念 共同声明、インド撤退も

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    インドは自国産業を保護する国です。これは、1930年にガンディーが組織した「塩の行進」以来の国是です。自国で消費する全ての産品を自国で生産できることこそ、独立の不可欠な基礎であるという信念は、深く根付いています。
     独立したインドの初代首相となったネルーは自ら「社会主義者」を名乗り、ソ連ほどの管理計画経済ではないものの、特に重厚長大産業を政府主導で保護し育成する、「混合経済」体制を導入しました。このことは、現在に至るまで、インド経済の官僚的側面と活力の停滞の大きな原因の一つになっています。
     ネルー以来の与党国民会議は政権を失い、今は国民党(BJP)の政権になっています。国民党は新興の中小企業を基盤としており、外資の導入にも積極的です。しかし、自国産業の保護という国是はなお重いものです。
     外資を導入しながら自国産業を巧みに保護してきた中国の例もあり、その中国がRCEPに積極的なのですから、インドもやりようはあると思うのですが、インド政府は、中国のようには外資を利用する手際には自信はないのでしょう。
     インドが外されると、RCEPは中国主導が非常に強くなります。中国政府はその気満々で、「東アジア経済共同体(EAEC)」形成への足がかりとも考えています。日本政府としては、インドも入れたかったところでしょう。そもそも、米国が入るTPPが日本政府の基本路線だったわけで、米国が離脱したからRCEPに舵を切ったものの、日本政府の思惑とは違う方向性が出てきています。

    インド外しRCEP、中国が提案 交渉停滞受け
    https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46245900Y9A610C1FF8000/


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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    中国がもともと熱心だったのは日中韓+アセアン諸国の貿易協定構想です。今の日本が単独で中国と渡り合うことは難しく、韓国と組むこともできません。日中韓+アセアン諸国では、日本はアセアン諸国と一緒になって中国に対抗することが精々で、アセアン諸国に独自の影響力を行使することが難しい。そこで浮かび上がったのが、日中韓+アセアン諸国にインド、オーストラリア、ニュージーランドという3大国が加わったRCEPです。これなら、中国に対してそれなりの影響力を持つ3国と組んで日本の主張を通しつつアセアン諸国と向き合える。
    特別な同盟関係にある米国の力を背景に中国に対抗しつつアセアン諸国を取り込む形のTPPが挫折したいま、政府がRCEPに熱心に取り組むのは分かるけど、インドが抜けてしまうと中国、あるいは中韓に対抗する力が弱まります。『インドが外されると、RCEPは中国主導が非常に強くなります。中国政府はその気満々』というのは当然です。我が国は中国主導の経済圏の中に入るのか、TPP11を守りつつ米国の後ろ盾を得て中国に対抗し得る貿易圏の立ち上げを時間をかけて我慢強く進めるか、結構正念場にあるんじゃないのかな・・・ (・。・;


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    Thirdverse、フィナンシェ 代表取締役CEO / ファウンダー

    RCEP年内妥結断念。インドとの調整がつかず。インドは撤退も示唆。日本はインド抜きだと中国の影響が大きくなりすぎるため調印には強く反対しているので、この先はかなり不透明に。国内の製造業が弱い今のタイミングで競争相手が多いRCEPを嫌がるインドの気持ちは理解できる。米中対決が強まる今タナボタのポジションにもいるから、もう少し静観したいだろうし


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