エーザイが開発中止の「認知症薬」復活のわけ
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そのわけは、費用対効果を度外視した莫大な収益のポテンシャルというのが一番でしょう。
アデュカヌマブは、アルツハイマー病の発症過程に何らかの形で寄与していると考えられている、アミロイドβに対するモノクローナル抗体製剤です。
モノクローナル抗体は、特定の分子にのみ鍵と鍵穴の関係でくっつくタンパク質で、その投与により、特定の物質だけを処理することができます。本製剤はアミロイドβにくっつくよう開発されており、その投与により、アミロイドβだけを特異的に処理することができます。
先に中止を発表していた試験でしたが、より高用量のアデュカヌマブを投与した群で、認知機能の改善が見られたとのことです。
この結果は、たしかにアミロイドβ仮説への批判的な立場に一石を投じるものかもしれません。しかし、ではなぜアミロイドβが沈着するのか。さらなる病態解明と根本的な原因の同定なくして、根本治療の開発はできません。
この薬剤を記事の筆者のように「根治薬」と呼ぶのは相応しくないのではないかと思います。
また、試験で報告される有効性のみならず、長期成績、長期投与による副作用、医療経済の破綻を促進させるポテンシャルにも注視すべきと思います。
今後のFDA承認の結果に関わらず、医師の冷静で賢明な視点が必要とされていると感じます。気になっていたエーザイのアルツハイマー新薬について、中止→復活の解説記事。一方で、元々期待されていた新薬だし、巨額の開発費もかかっている中で、どうして一回目の分析結果の時点で中止の判断をしたのかも読みながら気になった。途中で高容量の副作用を抑えて投与できるという形に前提が変わったのであれば、それをまって判断をすればと素人的には思うのだが…
https://newspicks.com/news/4321365とりあえず、今、認可を受けている4種類の認知症薬と呼ばれるものを、認可から外してほしい…。
あれは、フランスでも数年前に保険適応外になるほど、その効果については信憑性が薄く、それなのに、未だに日本では処方され続けています。しかも、初期服用に効果があると言われつつも、重度認知症高齢者も服用していることが多々あり。
これでは、医療費がいくらあっても、足らないでしょう。