【アカツキ塩田】怒りを抑えることが、組織に害をもたらす理由

2019/11/5
2010年に創業し、創業9期目で売上高281億円(2018年度)にまで成長したゲーム会社のアカツキ。
創業者の塩田元規氏が10月に刊行したNewsPicks Book『ハートドリブン 目に見えないものを大切にする力』は、若年層を中心に支持が広がり、版を重ねている。
合理や論理のみならず、目に見えない感情やハートを重視する経営スタイルで注目を集める塩田氏だが、いま、何を考えて経営に当たっているのか。人生を、仕事をどう捉えているのか。本人を直撃した。
*前編はこちら
【提言】ラットレースの働き方を回避する、たった一つの方法
ゲームも「内的な欲求」を満たす方向へ
──アカツキの本業はゲーム事業ですが、ゲーム自体に本質的な価値を見いだしているのでしょうか。それとも、「ハートドリブン」のメッセージが打ち出せるのであれば、ゲーム以外の事業でも構わないのでしょうか。
塩田 僕はメッセージの方が大事だと考えています。しかし、メッセージを発信する上で、ゲームはとてもパワフルです。