ラグビー会長「最も偉大なW杯」 大会総括の記者会見で高く評価
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ラグビー会長「最も偉大なW杯」。お世辞にしても嬉しいですね。開催国のラグビーファンをこれほど増やした大会はなかったと思います、
最高でした。選手、関係者の皆さんありがとうございました。ワールドラグビー ビル・ボーモント会長の言葉は、吹き抜ける爽やかな秋風のよう。「最も偉大なW杯として記憶に残る。日本は開催国として最高だった」忖度などない真実の賞賛。
ジェイミーHC、リーチキャプテン、JAPANの皆さん、そして、アジア初のワールドカップに挑んだ全ての代表選手に、感謝と尊敬を手向けます。大会組織委員会の見事な運営、海外からの訪日客に対する日本のおもてなし、海外チームの日本へのリスペクトから来るゲーム後のお辞儀、ホスト国日本の大躍進等々、挙げればキリがないほどの胸熱なエピソード。
これだけで十分偉大なワールドカップだったと思いますが、個人的に強く感じた以下の点も加えたいと思います。
人種差別やそれにともなう格差や経済問題がいまだ尾を引きずる南アフリカで初の黒人キャプテンになったコリシ選手。また、彼を抜擢したエラスムス監督。
放っておいたらバラバラになりそうなリアルな国の縮図のようなチームですが、コリシ主将がまとめた南アフリカというチームが優勝して本当によかったなと思います。
今大会では圧倒的に強く見えた南アフリカですが、1年前まではパッとしない状況でした。それを劇的に変えたのがエラスムス監督。最大のチャレンジがコリシ主将を任命したことでしょう。
彼を主将にしたことでバラバラなチームがひとつになりました。ラグビーが宗教の国なので、人選で失敗し、ワールドカープで結果を出せなければ非難されたはずですが、チャンレジングな決断だったと思います。
負けた日本から見れば、エラスムスが監督になったこと、コリシ選手が主将になったことで、南アフリカが本当に厄介でスキのない完璧なチームになってしまった。1年前までのパッとしないチームだったら勝てたかもしれないと思わせます。
そして、もうひとつがなんと言っても日本代表。
「多様性が大切」とは頭ではわかったつもりでも、じゃあ具体的にどうするの?と感じていた日本人が圧倒的多数じゃないかと思うんですね。
多種多様な人材が価値観を共有し、ひとつのゴールを目指すチームというのはこういうものか!と。これぞお手本だと多くの日本人が感じたのではないでしょうか。
ゲーム前にグランドでのアップを終えてロッカールームへリーチ主将を中心に電車ごっこみたいに引き上げていったり、選手全員で君が代を大合唱するのはその象徴だったように思います。
日本衰退論を語る方が理知的に見えたりするからか、そんな記事を目にする機会が多いわけですが、そんな喧しい日本ダメ論を吹き飛ばして余りあるくらい日本に爽やかな風を吹かせてくれた日本代表チームでした。
会長の「最も偉大なワールドカップ」との総括にお世辞はないと思います。