アップル、定額制動画配信を開始 100カ国超、月600円
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ティムクックらいし嫌らしいほどに賢い戦略。急ぐ必要のない巨人が十分に市場が耕され動画サービスの事業性も株式市場評価も確認され、内部準備も万端となり、よっこらしょと始めるのが一番確実で堅い。
それなりに儲かるでしょう。売上構成比に占めるサービスセクターもまた上がるでしょう。しかし所詮は皆がやっている事を真似るだけにて、利益率も売上成長率も引き続き低減に拍車がかかるだけでしょう。
引き続きFAMGAの中で最もイノベーティブでない会社トップをひた走るApple。
草葉の陰でジョブズが泣いている。
https://youtu.be/W5GnNx9Uz-8この価格帯ならユーザーにとってはセカンドチョイスの動画サブスクリプションとなれるわけで、GTM戦略としてはなかなか上手いやり方。
Appleがこうした形で参入することで、米国のCATVはもはや絶滅へと加速するだろうし、地上波も完全にとどめを刺される可能性がある。動画コンテンツ業界再編はこれで最終コーナーに入った感じがする。
長い目で見れば、キャッシュリッチなAppleがコンテンツ獲得に多大な資金を投下することが出来れば、先行する競合に対して価格以外での比較優位に立つことも十分可能。企業戦略なんてものは、企業として描くエコシステムとそれを支えるプロダクトポートフォリオが変われば、いくらでも変更すべきもの。
iTunesがスタートしたときも、懐疑的な声が多かったが、そもそもAppleはソフトウェアをベースにハードウェアをデザインする企業(かつてSJ自らそう言ってた)。ポストスマートフォンのデバイスも見据えた戦略の打ち手の一つだと私は見ています。
コンテンツ配信一本槍の企業やEC/広告モデル主体の企業とは異なるビジネスモデルを構築出来れば、winner takes all の可能性もゼロとは言えないのではないかと思いますが、さて。アーキテクチャで優位なAmazon、コンテンツを保有するディズニー、チャネルを一早く抑えたNetflix。Appleの勝ち筋があまり見受けられない。企業戦略として巨額のコンテンツ投資を出来ないでしょ。ハードからソフト産業に組織を変態させていくのは相当ハードル高いですよ。