【新潮流】黒人ラッパーが、本気で「超サイヤ人」にハマる理由
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ヒップホップが本来伝えたい衝動やその奥にある訴えを、独特のパースのズレを持つマンガやアニメに乗せることで絶妙に昇華させているのだろうなと思ったり。Jadenバナーの瞬きに気付いてくれた人、いますかね。。
注目のコメント
ラッパーやサッカー選手が好きなアニメはNARUTOやドラゴンボールなど少年ジャンプ系が多いですね。これジャンプ三原則努力・友情・勝利と相性が良いからだと思っていましたが、確かに元々恵まれない境遇から勝ち上がる主人公に自己を投影しやすいという事もありそうです。
この「サイヤ人をマイノリティと見る視点」は確かに日本人には持ちにくいのかもしれません。またフランスではジャンプ系だけでなく萌えアニメの人気がすごいですが、これも恋愛至上主義の国で、それを不得意とする人々に対する需要という文脈な気がします。
「お上」の多くは今アニメがイケてるらしいからアピールしとこう位の軽い気持ちでクールジャパンと言い出したんじゃないかと以前から気になっていました。相手のことを知ろうとせず自分のアピールばかりする人がモテないように、これじゃ失敗します。
本当に日本をアピールしたいならまずは他国を理解する謙虚な気持ちが必要だと感じます。大学時代に、カナダに留学していたとき、寮の向かいに部屋に住んでいたコンピュータ・サイエンスのギークが、自分よりアニメに詳しくて、驚かされたものでした。
10年以上を経て、アメリカに来て、痛感させられたのは、アニメはギークのものとというより、正真正銘の若者文化のメインストリームであることです。
人気のラップ曲にSuper Saiyan(超サイヤ人)などという言葉がでてきているのは知っていましたが、正直、アフリカン・アメリカンの人たちが、ここまで孫悟空に自らを重ね合わせていることは、想像すらしていませんでした。
この現象への鋭い批評をPatrick記者からお届けします。