マイナス金利、欧州で懐疑論広がる-深掘りに言及の日銀総裁と逆行
Bloomberg.com
3Picks
コメント
選択しているユーザー
デジタル通貨がまだ普及していない現在の日本や欧州のマイナス金利というのは、政策金利がほんの少し0%より低いというだけで、ゼロ金利や低金利とほとんど変わりありません。
低金利、ゼロ金利が長引くとかえって経済成長や雇用にマイナスの影響があるのでは、という見解が近年優勢になってきています。
そのため、ある国の経済をショックが襲った時は、デジタル通貨を基軸とした一国二通貨制度(もう1通貨は今のキャッシュ通貨)のもとで一時的に一気に政策金利をマイナス数%くらいにまでカットして短期間でデフレから脱して恒常的に低金利下で経済が停滞する状況になるのを避けよう、という手法が注目を浴びてきています。
もちろん、テクノロジーの力で金融政策の幅が広がるからといってそれは魔法の杖ではなく、先進国の産業力の強化にはあくまで新しい付加価値を生み出すノウハウが蓄積されるベンチャー・エコシステムと、それをファイナンスの面からサポートするVCのエコシステムがセットで成長していくことが不可欠だと思っています。
注目のコメント
追加緩和そのものは見送りつつも、マイナス金利は続く。金融政策のみの限界は明らかだと思いますが、対応については世界でも見解が分かれており、新たなステージに入った経済政策の難しさを痛感します。