[フランクフルト 31日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)の次期総裁に就任するクリスティーヌ・ラガルド氏は、前任のドラギ氏を支えた側近らを当面起用する方針だ。関係筋2人がロイターに明かした。

それによると、ドラギ氏の顧問であるローランド・シュトラウプ氏がラガルド氏を支えるほか、ECB内で全般的に重要ポストの変更はないという。

シュトラウプ氏やECBの報道官はコメントを控えた。

シュトラウプ氏を巡っては2017年、規則に反して任命されたとしてECB職員の代表らが告発。シュトラウプ氏はECB専任役員会の「えこひいき」で選ばれたと主張した。