[ワシントン 31日 ロイター] - トランプ米大統領は31日、チリのピニェラ大統領と電話会談し、来月同国で予定されていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催を断念する決定に支持を表明した。

ホワイトハウスは声明で「チリが平和的に国家の秩序回復に努める中、米国は重要な同盟国であるチリを支持する」とした。その上で「トランプ大統領は、チリの制度や民主主義、社会の弱体化を狙う海外からの動きを非難した」ことを明らかにした。

ピニェラ大統領は前日、11月16─17日に首都サンティアゴで予定していたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の開催を断念すると発表した。反政府デモの激化が理由とみられる。12月の国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)の開催も見送られる。