企業の6割、正社員が不足 経営や職場環境に影響
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これ「回答結果」としては事実なのかもしれませんが、さらっと、まあまあヒドいことが言われているような気がします。正直、嫌悪感すら覚える。要するに「定型的な仕事をする非正規はいっぱいいるけど、高度な判断をする正社員は足りないよ」って意味ですよね。「使い捨て感」が満載です。
「定型的」な仕事をする「非正規」。「高度な判断」をする「正社員」。我々はまず、この概念から変えた方がいいんじゃないでしょうか。人数としての「労働力」が減っていくのはもう最初からわかっていたことですから。足りてる・足りてない以前にやるべきことがあるのだと思います。人が足りないか、と問われればどの会社も足りない、と答えるわけですが、それより先に一人当たりの生産性を上げるための施策が効果がでているか?と聞かれたら、多くの職場ではノーのわけですよね。
結局、生産性を上げる施策をやるまえに人を投下しても、ただただ「手駒」としてしかその人を見ることができず、その結果、その人たちもやめる、ということなのですよね。ほとんどの場合。元の調査報告はこちらにありました。
( https://www.jil.go.jp/press/documents/20190918.pdf )
報告書の精読はしていませんが、人を育てることや組織づくりが人手不足に対してどう考えられているのかについては、調査の範囲にあまり入っていなかったように見えます。後でちゃんと読みます。
確かに仕事の省人力化や賃金を上げることなどは大切なことでしょう。
しかし、人の育成は企業が戦略を展開する上で、戦略の補給線として重要だと思います。
もちろん、中小零細企業も今回の調査対象なので、そこまで手が回らない、ということもあると思うのですが、でも、日常のちょっとしたフィードバックの仕方を変えるだけでも人の育ちかたは変わると思うのです。