(ブルームバーグ): 米アップルは「iPhone(アイフォーン)」の売り上げが再び伸びるのは来年になるとみている。第5世代(5G)移動通信規格対応の端末投入で需要が押し上げられるとの期待が背景だ。生産計画に詳しい関係者が明らかにした。

アップルはアイフォーン新モデルを5機種以上投入し、2020年に2億台超の出荷を目指す。新機種には4G対応と5G対応、さらに価格を抑えた「SE」の後継機種などが盛り込まれる見通しだという。アナリスト予想によると、今年の出荷台数は約1億7000万-1億9000万台。来年はそれを上回る販売が見込まれている。アイフォーン販売は少なくともここ1年は伸び悩んでいた。

製品のラインアップは最終決定しておらず、同社の計画は変更の可能性もあると、同関係者が匿名を条件に述べた。

原題:Apple Expects IPhone Shipments to Return to Growth in 2020 (1)(抜粋)

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