【驚愕】日本人が知らない、アメリカでバズる「J-Pop」の正体

2019/11/2
政府や業界が日本のカルチャーを海外に売り込む「クールジャパン」。その大上段アプローチがスベっている印象がある中、実は、全く別の経路から、日本の音楽がじわじわと世界に浸透している。日本人だけが知らない「本当のクールジャパン」の躍進を、全2回にわたってお届けする。

全米1位を記録した「謎の曲」

2019年、動画共有アプリのTikTokから、いくつかの大ヒット曲が生まれた。
なかでも、全く無名のラッパーだったLil Nas Xによるカントリー風ナンバー「Old Town Road」は、TikTokの主要ユーザーである十代たちの強烈な支持を受け、またたく間に全米チャートのトップへと上り詰めることになった。
他にも、TikTokの恩恵を受け、ビルボードのランキング入りを果たしたり、SpotifyやYoutube上で視聴回数トップに駆け上がる曲がいくつも登場した。まさに音楽産業における「TikTok元年」とも言える盛況ぶりだ。
実は、そんなTikTok発のサプライズヒットの中に、日本発の得体の知れないボサノバをサンプリングした一曲がある。