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台風の進路を的中させるには、あと何が必要か - AI予測と気象情報の最前線

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  • 国内航空会社 気象予報士

    台風の進路予報は、ここ30年ほど見た目は変わりませんが、中身はまったく変わっており進路予報の精度は大きく向上しています。昨年の21号や、今年の15号、19号も、2,3日前から上陸地点やその経路はほぼ正確に当てていたということが言えます。
    いっぽうで課題なのが台風の強さ、風速の見積もりです。今年の15号は珍しく強まりながら関東へ上陸した台風ですが、普通は南の海でピークを迎え、台風としては崩れながら温帯低気圧になる過程をたどることになりますが、この際の風速の正確な見積もりが難しく、また海と陸地とではその強さが異なります。台風として崩れてきているので中心付近ではそれほど強い風が吹かず、逆に数百km離れたようなところで強い風となることがあります。
    また雨についても台風それぞれで持っている雨雲の性格がまったく異なることから、なかなか正確な雨量の見積もりが難しく、このため河川やダムなど治水関係の予測もまだ十分とは言えない状態です。

    個人的には進路予報は3,4日先まではおよそ現在の精度でも良いのではないかと思います。台風の強さや雨量、またそれによって発生する被害の見積もりを、現在の台風の予想進路や強さに基づいて過去の台風事例から類推して得られるような仕組みを作っておくと現場では使いやすいかなと思います(今は人間が記憶を頼りに過去の類似事例を見つけてきて、それをもとに議論していることもあります)。
    たとえば今年の台風19号については、事前に狩野川台風とそっくりであることはわかっていました。ところが狩野川台風の時代は観測点のない山間部でどれほど雨が降ったかという記録は残っていません。おそらく今回と似たような大雨になっていたのではと見られます。その際、千曲川や阿武隈川でこれほどの洪水となっていたのかということを今一度調べ直すと、意外と今回と似たようなところが浸水しているかもしれません。
    過去の台風の記録を洗い出すと、意外と似たような事例は出てくるものです。AIを使うなら、こういった部分のデータをつなげる役割ではないでしょうか。


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    東京大学 大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻 教授

    気象は、基本的にカオスシステムであることが知られています。物理現象として数式で記述できても初期値の僅かな違いにより、結果は大きく異なります。なので、スパコンやAIによる予測技術が大いに進化したとしても完全に予測できるようになるのは非常に困難だと思われます。

    また、ピンポイントで予測できるようになったとしても精度は100%ではない。なので「○○市XX町は大丈夫です」などという予測は外れたときのことを考えると危なくて出せたものではないはず。


  • チームラボ Digitalart R&D

    進路はあっていたけど、予想と違って家の周辺(清澄白河)には、ほとんど雨が振らなかった。

    でも、隅田川は増水していたから、遠くで降った雨の影響まで考えてリスク考えないといけないってのが改めてわかった気がする


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