[モスクワ 25日 ロイター] - ロシア中央銀行は25日、政策金利を0.5%ポイント引き下げ、6.5%とした。利下げ幅は過去2年間で最大。事前の市場予想では0.25%利下げを見込む向きが大半だった。中銀はインフレ鈍化を理由に追加利下げを行う可能性を示唆した。

中銀は声明で「情勢が基本シナリオに沿って展開した場合、中銀として追加利下げの可能性を検討する」と表明。利下げ理由としては消費者物価指数(CPI)の伸びが目標の4%を下回っているためとし「ディスインフレ(低インフレ)のリスクは短期的にインフレ高進リスクを上回る」と指摘した。

また中銀はロイターに対し、金利が6ー7%の範囲内であれば金融政策は依然中立的と捉えられると確認した。

年末時点のインフレ見通しは3.2ー3.7%とし、従来の4.0ー4.5%から引き下げ、来年の見通しも従来の約4%から3.5ー4.0%に修正。ただ、長期的には依然としてインフレ高進リスクを見込んでいるとした。

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