「サブスクは日本の製造業も飲み込む」ズオラ創業者が明かす未来予測
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「減価償却期間」がキーだと思っているし、製造業を飲み込むかというと、大部分はそうではないかなぁと思っている。
サブスク化が進んできたIT系は、サービスや情報がどんどん進化する。SaaS化すると継続すると累積の支払金額は増える。それでも買い切りより進化も享受できるから、買い切って使う「実質的な減価償却期間」よりSaaSとして利用する方が費用対効果が高い。またサービス提供者にとってもクラウドの普及もあり、利用者が増えたことへの対応が昔より簡単になった。移行の際にPLは短期的に傷んでも、最初からSaaSモデルであればそれはないし、また拡大のためのBSの初期負担が小さい。
製造業のような物理的なサービスにおいては、進化スピードが相対的に遅い。だからそもそも実質も法的な減価償却期間が長い。またSaaSの一つのキーである「永遠のβ版」の効用が小さいと捉えることもできると思う。
加えてモノを提供する観点でBSの初期負担が大きい。自動車サブスクなどのプライシングを見ていても、かなり高いなぁと思うが、そこを戦略的にトップメーカーがやると決めるか、そういう方針のスタートアップにVCが札束勝負で支援をしないと結構厳しいと思う。
一番やりやすい領域は、買った時だけでなく保守などのライフサイクルコストが結構大きいものでBtoBで多い。ただいわゆるLazor and Lazor Bladeモデルとして昔から進められている。コピー機や建機、あとはボイラー(三浦)や純水(栗田)といった事例がある。ただ特に機器についてはリースや中古市場も整備されながらという点もあり、「永遠のβ版」などのサブスクコンセプトを考えると、サブスクリプションでもないように個人的には感じる。
BtoCでは、衣服や食品のような、減価償却をしないくらい短い消費財領域のほうが進むかと思う。例えばニュースや音楽だって、減価償却をしないものだし。製造業のビジネスモデルを、製品販売からサブスクリプションへ移行するには、従来の発想だと難しい。従来なら販売時に回収出来ていた商品が在庫や資産として積み上がることになりますからね。
そこで、”ファット・ヘッド”なコストを賄うには、2つのアプローチが考えられます。①都度課金IoTと、②パッケージ一括契約です。
①都度課金IoT
従来ハードウェアとして組み込んでいた機能をソフトウェアとし、かつ課金が出来るIoTゲートウェイを使って、製品を更新し続ける都度対価を得ます。これはスマホとの連携でも良いかもしれません。
製品に過剰な機能をハードウェアで作りこむ発想から、ソフトウェアやデータを利用してアップデートし続けられる製品アーキテクチャを採用しなければなりません。これはミニマルなデザインにもつながる可能性も有り、製品の作り方も変わってくるでしょう。
②パッケージ一括契約
例えば、機能がほとんど変わらない洗濯機の生涯使用金額を計算して、それより安い値段で以下のようなサブスクリプションも考えられます。
”アップデート”型: 最新バージョンが必ず手に入る
”バラエティ”型: 多品種から選べる(小売モデルの方がやり易い)
”ユーザー・イノベーション”型: 製品開発に参加できる
つまり製品を生産する毎に販売するのではなくて、顧客と生涯もしくは長期間●●を契約するということです。これだとキャッシュインが先行することも有り得ます。
製造業のデジタル化が目指すところは、このようなソフトウェアやデータ、サービスを製品に関連付けてデザインすることではないでしょうか。引用
「SaaS」(ソフトウェア・アズ・ア・サービス、インターネット経由で必要なソフトウェアを利用するサービス形態)は顧客に受け入れられてサービスが広がると、その流れは決して逆戻りはしないということでした。
そろそろ携帯電話も、買う時代を終わりにすべきな気がする。
メーカーからまとめ買いして(もしくはメーカーから直接提供されるようにして)、点検、修理コストもインクルーシブな料金で。
分割回数で縛るのではなく、交換頻度を年数で縛る。もしくはフレキシブルなプランも用意する。
もちろん機種の手配順でも優先権がつくようにしつつ、ファミリー内での融通も効かせられるようにして。
端末だけじゃなくて、プラン内容も利用月ごとの利用内容でポストペイにできればユーザビリティは抜群に上がる。
いずれ通る道ならば早い方がいいに決まっている。
例えばiOS端末利用率世界一の日本だからこそ、その蜜月を武器にすべきでは。
ってかこれはキャリアに持ってくべき案件なのか、appleにそうすべきなのか。
追記 ティム・クックこの記事読んでるんじゃない?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191105-00030536-forbes-sci