それでも量子コンピュータが本当に役に立つか疑わしいこれだけの理由
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実用化にはまだまだ程遠いことは発表したGoogle自身も認めており、また量子超越性についても「限られた条件下でのみ証明されたに過ぎない」という批判があるのも事実です。
それでも大切なことは、「人類が実現した」という小さな一歩です。何に役立つかはわからないけど、過去の誰もがなし得なかったことを明らかにしたという意味では、技術よりも科学寄りな側面が強いといえます。
本当に役立つかどうか「疑わしい」のではなく、「まだ評価できない」と表現するのが適切です。私自身もこの分野はそこまで詳しくはないので、Natureの論文をもとにした(真偽も含めた)専門家の議論を勉強しようと思います。Googleが従来型コンピューターで1万年かかると主張した計算を、IBMは二日半で解けるもので、量子超越性を実証したことにはならないと主張。IBMは、量子コンピューターで先んじているという自負に加え、比較対象の従来型コンピューターがIBM製だったものだから、黙ってはいられない。
https://newspicks.com/news/4325051
“IBMの動機はグーグルを敵に回すことではなく、「量子超越性」という用語への無益な期待をなくしていくことにあるのだという。”
量子超越性とは、実用性を抜きにして、従来型コンピューターでできなかったことをやるというだけの話で、達成したとして、だからどうなんだというのがIBMの主張。現状,極特定分野でしか使えないが,その分野では恐ろしい力を発揮する可能性の有るものだと認識しています. そして開発してる組織はかなり少数です.
もしどんな暗号も解けるコンピュータの開発が成功した組織があるとして,その組織が正直に申告しますかね?
そのような状況を把握する為にはある程度開発に参加するか,情報収集くらいは必須かと.