【三浦瑠麗】「マーケットの論理」で女性問題は前進する
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注目のコメント
女性が意思決定層に入るためには、
「そもそもdiversity(女性含め)が重要である」というところに対し、経営陣が腹落ちする必要があると思います。
その上で、
①今、意思決定層になれる女性をいかに活用するか
②将来的に、意思決定層になれる女性をいかに増やすか
の2つの視点が必要だと思います。
①の視点でいえば、外資系を中心に意思決定層で女性が多く活躍している企業もあることを鑑みると、絶対数は少ないかもしれないが、個々の企業の努力次第でそういった女性を引き寄せることは可能だと思います。
逆に②の視点で言えば、キャリアが断絶するきっかけになりやすい「出産」や「育児」といったイベント時に、社会全体で手厚いサポートをしていく必要があるのではないでしょうか。ガラスの天井の話が出ていますが、ヒラリーさんが落選してしまった理由は、ガラスの天井を突き破れなかったというよりは、自ら疑惑のデパート化してしまい、ガラスの天井を作ってしまった、、、が正しいように思います。事例でこの言葉を使いたかったのでしょうが、負けた理由は他にもある。
ですが、彼女が敗北した後のスピーチは、ヒラリーさんが好きではないと思っていた女性であっても、心を打つものがあったように思います。ちなみに、#MeToo運動がおこり、女性差別運動撤廃に活発なアメリカが、1979年の国連総会で採択された「女子差別撤廃条約」に署名したのみで、条約批准していないことは、忘れられがちな事実です。
一応感動のスピーチ貼っておきます。
<ヒラリーさん、敗北スピーチより>
「すべての女性、特に私を信じてくれた若い女性に伝えたい。私はあなた方の先導役を務められあことに誇りをもっている。私たちはあの、一番高いところにある硬い<ガラスの天井>を今回打ち破ることができなかった。しかしいつかきっと、それも私たちが思っているよりもずっと近い将来、そうなる日がくることを信じている」わかった気になって決めつけず、「相手はどんな人間なんだろう、どういう気持ちでいるんだろう?」と興味を持ち続けることが、人を尊重するための第一歩だと思っています。
「この人はこういう人間だ」と一方的に論評するとき、それが支配欲によるものになっていないかどうか、自分自身に問う必要があるでしょう。
女性が主体的に自分を語る、というのは当たり前のことのようにも感じられますが、「論評したがる人たち」ばかりの中で、それを達成するのが難しい場面が多かったのだと思います。
何においても謙虚に学び続ける態度でありたいと、三浦さんへのインタビューを通して感じました。