「さば」はなぜ「ツナ」を超えたのか? 熱血“さば”社長と外食産業の“必然”が生んだブーム
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注目のコメント
そこまで「さば」が人気者になっていたとは知らなかった。。。
特にさば専門店「SABAR」の代表の話は凄い。
「決して飲食店経営がなりわいではなく、飲食店はあくまでもさばを伝達するメディア。飲食店を通じて、さばの素晴らしさを伝えたい」
ここまでくると「サカナくん」が魚を愛するのと同じ「さば愛」を感じます。この記事を読むとさばが食べたくなりますね。「SABAR」にも行ってみたい!気軽に食べられる魚の代表さんまは一尾100円(今年は300円以上するのかな)的な観念がある一方、さばは価格もタイプもバラエティに富みます。そこにDHAやEPAが取れるという健康志向も加わり、手を汚さずに食べられるサバ缶いいね!が起きた。さらに各販売会社や記事にあるSABAR 社長の熱血じわじわSNS攻撃が功を奏しているのでしょう。2011年の震災で工場が壊滅した宮城の木の屋石巻水産会社の’蘇るサバ缶’ムーブメントもTwitter で長い息を保っていますね。
駐在生活にツナ缶は欠かせないものでしたが、昨年あたりから鯖缶に一気に切り替えた私もブームに乗っている一人なのかな。美味しいし、料理のバラエティが広がりました。脂っこいフィリピン料理に対する免罪符的な存在でもある。お気に入りはジャケ買いしたカルディのSABAやサバ缶のロールスロイスと呼ばれる伊藤食品のサバ缶です。サバ缶は、震災で備蓄用に見直されたのをきっかけに、家庭に常備でき手間要らず、まるごと食べることができて健康にいいというのが評価されたと思います。
ブームに乗って売り場には多種多様なサバ缶が並んでいますが、選ぶ際はぜひ前浜の生原料を使った国内製造品を選んでください。鮮度が良く、臭みが少なくて身質も良いので美味しいです。製造側にとっては歩留が良く原価を抑えられます。また余計な冷凍や輸送のコストをかけておらず、環境にも優しいと言えるでしょう。より資源の豊かなイワシ缶もオススメです。
高級志向では各地で養殖サバがブランド化されており、完全養殖や陸上養殖、ゲノム編集の取り組みも始まっています。毎日の食卓からハレの日まで、これからもサバの進化は止まりません。