日本で満員電車がなくならない本当の理由5つ
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理由は以下の5つとのこと。
1.「皆と同じ」安心感
2.「ラクすることは悪いこと」という「気合・根性」主義
3.「仕事した感」による、生産性意識の欠如
4. 「見えない相手は信頼できない」マネジメントの問題
5.鉄道会社のビジネスモデルの問題も
4と5はおいておいて、1~3は如何にも昭和な価値観ですね。本人が困るだけならまだしも、組織全体の生産性を下げるようでは見過ごせないかと思います。1~3に加えて4も含め、評価制度が曖昧なのが根本的な原因かと思われます。きちんと成果に基づく評価を行えば、自然と無駄な移動は減っていくかと思われます。え?満員電車は大都市圏だけじゃないの?
仮に記事中の1.~5.が理由なのだとすれば、地方の通勤電車はスカスカで、しばしば廃線になる理由が立たないでしょう。
満員電車が無くならない理由は、大都市圏、特に東京圏への一極集中が原因に他なりません。
通勤時の電車が3分に一本のペースで、車両も高い収容人数のものにされ、新しい路線が開発されても、それ以上のペース・・と言うか、むしろ新しい路線が開発された事で更に一極集中が加速するのですから、満員電車などは東京一極集中を解消しない限り無くなりません。
決して記事中に提起された問題が主因ではないと思いますよ。
自宅にいても仕事ができるのだから・・は机上の空論に過ぎず、一部の人の仕事にしか適用できない事は、むしろ「東京一極集中」と言う現象が生じている事によって証明されてしまっています。
どんな仕事でも、地方にいても東京圏と同じ活動が可能である、と言うのであれば、地方のこれだけの人口社会減は生じません。記載されている理由は定性的な理由であり、誤りではないと思いますが、やや核心からずれるように感じました。
結局のところ本数に対して人数が多いというのが事実ですから「本数を増やす」か、「人数を減らす」か(もしくはその両方か)が解になります。とすると、「時差出勤」が一番現実的なアプローチに思えます。
そういう意味では「1.「皆と同じ」安心感」が遠因としては一番首肯できるものに感じます。