(ブルームバーグ): インドネシア初のユニコーン企業で配車サービスを手掛けるゴジェックの共同創業者ナディム・マカリム氏(35)は第2次ジョコ政権に閣僚として加わるため、最高経営責任者(CEO)を退任した。

ジョコ大統領は2期目に専門家やミレニアル世代を起用する意向を公表しており、マカリム氏の任命はそれに沿った動き。ジョコ大統領は20日に宣誓して就任し、速やかに閣僚名簿を発表している。

マカリム氏は21日に記者団に退任を発表した。同氏はインドネシアの著名一族の出身。祖父は1949年にハーグで開かれた会議でインドネシアのオランダからの独立を勝ち取った代表団の一員だった。

同社は2010年創業で、企業価値は100億ドル(約1兆850億円)。200万余りの運転手を抱え、同社アプリは東南アジアで1億5500万回ダウンロードされており、米グーグルやJD・ドット・コムなどが出資する。

ゴジェックは電子メールで送付した資料で、アンドレ・ソエリスティオ社長と共同創業者ケビン・アルウィ氏が共同CEOに就任することを明らかにした。

原題:Gojek Co-Founder Resigns CEO Post to Join New Indonesian Cabinet;Gojek Says Andre Soelistyo, Kevin Aluwi to Be Co-CEOs(抜粋)

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