[烏鎮(中国) 20日 ロイター] - 中国のスマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ)<1810.HK>は2020年に、高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムに対応したスマートフォン10機種以上の発売を計画している。雷軍最高経営責任者(CEO)が20日、中国東部の烏鎮で開催された世界インターネット大会で明らかにした。

低価格、中価格帯、高価格それぞれに対応する。先月に国内向けに発売した同社初の5G対応スマホ「Mi9プロ」が予想以上の需要があり、供給の問題が起きているためという。

国内では対米摩擦の渦中にある華為技術(ファーウェイ)が愛国心を意識した消費者の購買意欲で販売を伸ばし、そのあおりでシャオミなどは苦戦している。調査会社カナリスによると、国内スマホ市場でのシャオミの第2・四半期のシェアは11.8%で、前年同期の13.9%から縮小した。

ただ、同社は参入から比較的間もない欧州では好調で、第2・四半期の同市場シェアは6.5%から9.6%に拡大している。