吐き気、あぜん、不道徳……ノーベル文学賞の選考が猛烈に批判された理由

コメント

注目のコメント

• 加藤 僚一

  無職（人生再設計第一世代）

  ・2019年10月23日

  ノーベル賞でも科学系の賞と平和賞・文学賞とではその性質と表彰される対象が違います。科学系の賞は人物にこそ表彰されますが、表象の目的は科学の成果に対して贈られるものです。経済学賞については一家言お持ちの型も多いかと思いますが、それでも具体的な成果について表彰される事は自然科学的観点に則っている点は変わりません。
  
  一方、平和賞と文学賞はその人物のの行動や人物の存在そのものについて表彰される意味合いが強い。客観性が乏しいし、それ故に政治的で、表彰される対象の本来のニュートラルで政治的な文脈から外れた価値を損なってしまっている場合も多々ある。敢えて歴史に刻まない事で生まれる価値というものも沢山ある。
  
  勿論、あらゆる弱者にエンパワーメントできる力もある（今回の平和賞はその価値はあると僕は思います）が、そうした評価を時の選考委員が誤らない保証はない。