再利用可能な小型宇宙船「ドリーム・チェイサー」、2021年に初飛行
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スペースシャトルのように有翼の宇宙往還機ですが,リフティングボディと呼ばれる形状をしています.胴体が平べったく,おにぎりのような形をし,小さな翼がついている.胴体で揚力を発生し,丸みを帯びた形状で空力加熱を軽減する.2012年にスペースシャトルが引退してから,有翼の宇宙機は米空軍の「X-37B」のみです.ドリーム・チェイサーはもともと有人飛行を前提に開発されていました.宇宙飛行士の地球帰還用に使われようとしていましたが,いまは国際宇宙ステーションへの物資輸送が目的になっています.
リフティングボディに関する研究は60年代にHL-10,90年代にHL-20として脈々と続いています.私も2000年ごろ,NAL(宇宙航空研究所,JAXAの前身)で研究をしていました.思い入れがある機体です.滑走路ありきのリフティングボディ、どの程度の頻度で打ち上げられるのか。ISTみたいに安く沢山打つ感じの目標では、無さそうか?
どの様な意図でリフティングボディにしたのか気になる。関連技術の論文とかねぇかな。航空機やってたから、使った感じがしなくも無い。保持する技術的に。