ぼくの宿が京都市に殺されかかってる件
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京都で宿経営している知人の記事。
実はいま京都市が小規模宿に対してかなり厳しい条例で規制をかけてます。聞いた話だと24時間常駐でないと駄目で、ともすると月に100万近くの人件費や施設にかかることになります。
これは1施設10部屋以下の小規模ドミトリーやゲストハウスにも大打撃で、オーナーはこぞって足抜けしようと売却に動いています(が、投資環境悪化でなかなか売れないそうです)
京都市中心の場合は共同で施設外帳場を作ることで費用を複数施設でシェアして節約することもできますが(それでも月2〜5万はかかります)、田舎の場合はまるまる一施設にかかってくる訳で採算が確実に取れなくなります。
この背景には、まず以前から地場の旅館・ホテル組合から京都市議会や地方自治体行政に対して民泊を排除せよという圧力がかかっているのと(彼ら熱心にロビイングしてます)、あまりに外国人観光客が増えて地元住民の外国人観光客に対する不満が増えてきたことに対する行政のポーズ(「京都市は観光都市では無い」と市長が言ってますので)、そしてここが大きいと思うんですが想定以上に宿が増えたので京都市としてはこれ供給を絞りたいという思惑があるのだと思います。(つまり意図的に採算を取れない様にして事業自体を成り立たせなくして排除したい、ということ)
いずれの理由にせよ、これ全部行政の身勝手です。京都市は以前から「民泊をやりたいなら許可を取れ」と言って指導してきました。その指導に従ってリスク取って参加した事業者を行政の勝手な思惑・理由で事業自体が成り立たなくなる様な強度な規制を条例で敷くことは、旅館業法の趣旨にも反すると思います。僕が書きました。NPに上がると長いですね、すいません。。でもNPに上がるなんてうれしくもあるミーハーです笑
行政のはしご外しってこんなにひどいんだ、と言うのが論旨です。
中国とタイでサラリーマン駐在員として働いて向こうの行政の無茶振りには慣れていたつもりでしたが、日本でも票にも声にもならない個人、零細への仕打ちはこうも酷いのかと思い知りました。
局所的な出来事ではありますが、僕としては日本の縮図を感じたりしました。
無知無学な僕では解決策もあるべき姿もわかりません。
もしよろしければ皆さんのご意見頂けたら嬉しいです。