【完全版】巨大テック企業を牛耳る「AIマフィア」の正体

2019/10/23
世界の歴史を、ある一つの出自を持つ集団が変えていくことがある。
歴史を遡れば、キリスト教のような巨大宗教から、レオナルド・ダヴィンチを輩出したプラトン・アカデミー、日本でいえば、明治維新に大きな影響を与えた松下村塾、手塚治虫らが入居したトキワ荘まで、古今東西、大小を問わず、そんな例はいくつもある。
テクノロジー界でいえば、「PayPalマフィア」が有名だ。
イーロン・マスクやピーター・ティールなど、1998年のPayPal創設に関わった才能たちが、その後散らばりながらも、YouTubeやLinkedIn、テスラなど、革命的なサービスを立ち上げていくのだ。
そして、我々は今、AIの世界でその最新版を目の当たりにしているのかもしれない。
この5年で、GoogleやFacebook、Appleなど、巨大テクノロジー企業が、新たにAI研究機関を設立するといったニュースは、もはや目新しいものではなくなった。
だが、実はその一つ一つに目を凝らしていくと、一つの驚くべき事実に突き当たる。
これら世界の頭脳を担う研究機関の「源流」が、そろいもそろって一人の人物に行き着く、ということだ。