水没した北陸新幹線 「代替不可」の理由と「車両共通化」の真実
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新幹線の車体が共通化されずに、路線ごとになっている理由が丁寧に解説されています。北陸の場合は、西日本と東日本の電圧の違いを電車側で調整する必要があることと、路線設計上どうしても勾配がきついルートしかなく対策のためのブレーキが必要になったとのことで、それはそれで合理的。あとは、車庫の水害想定が甘かったということなんでしょうね。盛り土はされていたものの、自治体のハザードマップ的には浸水予測は出ていたようなので
新幹線は昔に比べてモデルバリエーションが増え、また新幹線に限らない鉄道もモデルバリエーションが多いと感じていた。
一定のモデルバリエーションは必要な一方で、どうしてこんなにあるのだろうと思っていた中でその謎に答えてくれる記事。
勾配や最高速度と仕様のバランス。安全は絶対求められることだし、また早さも顧客には強く求められる点。そのなかで新幹線がサービスとしてよくなっていく中でこれまではは個別最適化していくほうがよかったが、個別最適化したリスクが逆に出た形とも思う。北陸新幹線は
・東京ー(大宮)ー(高崎)ー軽井沢
交流25,000V / 50Hz (東京電力)
・軽井沢ー上越妙高
交流25,000V / 60Hz (中部電力)
・上越妙高ー糸魚川
交流25,000V / 50Hz (東北電力)
・糸魚川ー金沢
交流25,000V / 60Hz (北陸電力)
北陸新幹線は、東京ー金沢間で3回も電圧が変わります。
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被害を受けてしまった以上、「こうするべきだった」とかは、あとの祭り。